4人家族の初お泊まり登山 in 富士山 (2015.夏)

行きたかった富士山に、家族を説得して 4人そろって 初登頂!
企画から 帰宅まで の 珍道中を ご覧下さい

14 ☆富士山お鉢巡り始まるよ~

2015.7.26 日曜日 AM9:00すぎ


山頂は、沢山の登山者で 賑わっていました。

青い空で、めっちゃ 気持ちいい(*^_^*)。



ここは、吉田口と、須走口が合流する為、かなり山頂は 混む場所です。


チーズ、のり、カロリーメイトだけで 4時間半 頑張った 次女は…

「 コーラが飲みたい」と。


もちろん、買いました!


やっぱ高いけど、身体が暑くて 炭酸は魅力的(*^_^*)。

手売りもしてたけど、自販機の方が 冷えていそうでした。


ちなみに、この日は冷たいものが人気でしたが、寒い日は ホットが ありがいのでしょうね。

火口には 残雪がありました‼

火口を見ながら、腰を下ろしたら なかなか立ち上がれなくなりました。

疲労と安堵感が どっと襲って来ました。

パルスオキシメーターで、酸素濃度を測ると、したの娘は68?

脈拍121! ヤバイ数値。

他の家族も 酸素濃度は低く 病院では 酸素マスクの世界だけど、山の上では 低くても苦しくないらしい。

脈拍は、他の家族は80前後だから

121は かなり頑張ってるかんじ。


でも、苦しくないみたいだから、数値は当てにならないのね!。




早々に砂よけの為、 脚にカバーを付けました。


そして、パンパンに膨らんだ ランチパックを開けて 食べました。

山の上は 本当に美味しい! キャラメル味 甘くて美味しい!

なんでも 気圧により味覚が変わり 甘みを増すのだそうで「 科捜研の女」の番組でやってました。

料理は科学と言われるようになり、味覚が変わるなんて、

びっくりポンですよね。


20分以上 休んだあと

主人が言いました。


「そろそろ、下山するか⁈ 」





「 こんなに、天気いいんだから、最高峰まで行こうよ。

郵便局で葉書出すために、持ってきたんだから‼ 」と私。


娘たちは、私の味方となり お鉢巡りが始まりました。

13 ☆ 富士山須走コース ついに 制覇したぞ〜!の 巻

2015.7.26.日曜日 am 6:00過ぎ


高山病らしき娘のことで、動揺して 正確な時間を 覚えていません。


主人の言葉により、4人家族は また登り始めました。

先頭は、主人。次に長女。そして、次女、私と 続きます。


こんなに、景色は 綺麗なのに。




沈黙して 登る家族。


しばらくして、また下の娘が 後ろを振りかえり 私を 見た!



ドキッ ‼




「おかあさーん!」



とうとう、きたか。この時が(≧∇≦)




「 お母さん、気持ち悪いの なんだかなくなったみたい…。」



予想に反して、娘から 元気になったことを伝えられたのだ。


「えっ?」 まさか? 本当に?



顔色は、たいして良くないけど この言葉を信じてみよう。



私の心の暗闇に、一筋の光が 飛び込んだ瞬間だった。



私は、嬉しくて 前を歩く 2人に つい、大きな声で 叫んでしまった‼


「 ○○○、歩けそうだって!

気持ち悪いの、治ってきたみたいだよ!(*^_^*)。」



みんなが、笑顔になった。



油断は禁物!


次の休憩では、チーズとカロリーメイトを食べることが できた!


そして、ゆっくり ゆっくり 登りました。休むたびに、酸素缶を吸わせました。


トモエ館の中をパチリ!


まだまだ・・・


もう少し?

富士山山頂まで、900m,

60分かぁ。


今朝から 休む度に そばにいた カップルから 質問がありました。


かれらは、仕事で ベトナムから日本に来ている優秀な夫婦でした。

世界遺産だから 登ることにしたみたい。

そういえば、本当に外国人が 沢山 登山をしています。世界遺産 というネームバリューは すごいデス。


その夫婦から 質問が 。

何合目は、なんと読むのか?

10合目が山頂であることを伝え、「9goume to yomimasu.」と教えました。


数年いる日本での 思い出に 登山を決意した2人を見て 嬉しくなりました。

鳥居を過ぎ、ここは何も無いけど、みんながやすんでいたので 私らも。

本当にあと少しです。

二つ目の鳥居。ここをくぐれば、山頂です!

鳥居のそばに、33回登頂記念碑が!


すごい‼ 33回も‼


それにしても、記念碑とは 。


富士山への あふれる想いが感じられますね。


ついに、須走コース登頂できました。


たぶん、am9:00ごろ。

大陽館から4時間半。270分。

たしか、2.8キロ。160分と書いてあったから、休憩含めてだけど 110分も余計に かかってしまったわけです。


昨日の「ゆっくり ゆっくり」は、余裕の言葉でしたが、昨日は 自然とゆっくりになっていました。

気持ちが、どんどん 落ちてきて 会話もなくなり(≧∇≦)、苦しい登山でした。



でも、



そのかいあって、この青空のもと 富士山頂に 4人で 立つことが出来ました。



読んで頂き ありがとうございます。

次回は、お鉢巡り となります。また、ご訪問 くださいね。

12 ☆ 富士山で 朝ごはん 食べました(*^_^*)

2015.7.26 日曜日


朝日を浴びながら、富士山 本7合目で 4人家族は朝食をとります。

小屋の外は 人でいっぱい。

石に腰を降ろし 大陽館のお弁当を出しました。


下の娘は 座り込み 食べるどころでは ありません。


私たち3人は、腹ペコで お弁当を完食しちゃいました。


たまご焼き 美味しかったです。

こんなに 食べられるかな?と思ったけど 歩いて エネルギー消費したのでしょう。ペロリと平らげました。


思った通り下の娘は、食べませんでした。でも、食べないと エネルギーが 切れてしまう。


あと、2キロ。


山頂は 見えるけど(≧∇≦)。



持って行った チーズや菓子パンや カロリーメイトを見せるけど、下を向いたまま 無言です。

何も口にしない娘に、お弁当に付いてた 味のりを見せると ようやく 手を出しました。

自分の分と、私の分。

枚数にしたら、10枚くらい? グラムにしたら、2〜3gと言うところでしょうか。


味がついてるから また水も飲めました。




「 空はこんなに あおいのに 」


4人家族の心は かなり乱れています。

ここまで登ったのに。


【「のに」がつくと、愚痴になる 】


たしか、相田みつおさんの詩の 言葉です。

まさに、「のに」が 出てしまいました(≧∇≦)。

私は 頭の中で、誰が登頂し、誰が下山するか.....考えていました。


だけど、




やっぱり、4人で一緒に 登頂したいのです。初めてだから‼こそ。


残る選択肢は、4人で下山すること。


上を眺めて、山頂を眺めて


私は、何と喋ろう....


言葉が 浮かんできませんでした。




どんな言葉を口にすれば いいのだろう。



気がつけば、みんな それぞれの荷物をまとめていました。下の娘の荷物は私と主人が分けて持ち、リュックさえも預かりました。



下の娘は ストックのみに。

みんな、無言でリュックを背負う。



そして、主人が 口をひらいた。





「 さぁ もう少しだね。登ろうか⁈ 」